
数万平方メートルのフロアに数千台のスロットやテーブルがひしめくラスベガスやマカオの巨大メガIR。しかし、世界にはそうしたメガ化の波とは真逆に、「極限までコンパクトなスペースで本格的なギャンブルを提供する極小カジノ」が存在します。
今回は、旅の途中で出会ったら思わず二度見してしまう、世界のユニークな「マイクロカジノ」をご紹介します。
1. ロンドンタクシーの後部座席がカジノに!?「走る最小カジノ」
「世界最小のカジノ」として世界中で話題をさらったのが、英国の大手カジノチェーン「グロヴナー・カジノ(Grosvenor Casinos)」が特別製作したモバイル・キャブ・カジノです。
ロンドン名物の黒塗りタクシー(ブラックキャブ)の車内後部座席を大胆に改造し、なんとプロのディーラー、本格ゲーミングテーブル、ミニバー、スポーツ観戦用モニターを詰め込みました。

乗客はロンドンの市街地を移動しながら、車内で冷たいドリンクを片手にブラックジャックやルーレットを楽しむことができ、「移動そのものがカジノ体験になる」という前代未聞の試みとして全英ツアーを敢行しました。
2. ネバダ砂漠のオアシス:スロット数台の「カントリーカジノ」
世界最大のカジノ都市ラスベガスを擁するネバダ州ですが、ストリップから離れた砂漠の一本道沿いには、ガソリンスタンドやダイナーに併設された「スロットマシンが数台置かれているだけの無名マイクロカジノ」が無数に点在しています。
中にはテーブルゲームがたった1〜2台しかなく、地元のカウボーイや長距離トラックドライバーがビールを飲みながらのんびりディーラーとおしゃべりを楽しむ、古き良きアメリカ西部の情緒が色濃く残るスポットもあります。
3. インド・ゴアの隠れ家「カジノ・パームス」
インド有数のビーチリゾート地ゴア(Goa)には、巨大な豪華客船カジノが海上に浮かぶ一方で、カラングートビーチ沿いのホテルの一角にひっそりと佇む「カジノ・パームス(Casino Palms)」のような小規模カジノがあります。

喧騒を嫌う大人のリゾート客が、ビーチサンダルのまま夕暮れ時に立ち寄り、数台のルーレットやマシンに興じるアットホームなプレイ環境が魅力です。
小さなカジノならではの贅沢
巨大なメガリゾートは圧倒的なエンターテインメントを提供してくれますが、フロアを歩くだけで疲れ果ててしまうことも少なくありません。
一方で、手の届く範囲にすべてが凝縮されたマイクロカジノには、ディーラーとの距離の近さ、アットホームなホスピタリティ、そして自分だけの秘密基地を見つけたような旅情があります。カジノ巡りの旅に出る際は、巨大IRだけでなく、こうした個性的な極小カジノにも目を向けてみてはいかがでしょうか。