
華やかな非日常を味わえる海外の実店舗カジノ。しかし、そこは巨額の現金が動く空間であり、世界中のどんな社交場よりも厳格なセキュリティプロトコルと暗黙のマナー(エチケット)が存在します。
「ルールを知らずに悪気なくやった行動」が、ディーラーやフロアマネージャーからの強い警告を招いたり、最悪の場合は即座に退場・出入り禁止処分につながることも珍しくありません。
本記事では、大人のスマートなカジノライフを楽しむために「絶対にやってはいけない代表的なNG行動」を3つのカテゴリーに分けて徹底解説します。
1. テーブルゲームでの厳禁マナー(セキュリティ編)
× 現金やチップをディーラーに直接「手渡し」する
不正や袖の下の授受を防ぐため、カジノの監視カメラは常にテーブル上の「手」を追跡しています。紙幣を直接ディーラーの手に握らせようとすると固く拒否されます。お金やチップは必ずテーブルフェルトの上に置いてやり取りしましょう。
× カードが配られた後にベットチップに触れる
ベットが締め切られ、ディーラーがカードを配り始めた後(またはルーレットで「No more bets」が宣告された後)に賭け金チップに触れる行為は、イカサマ(ピンチングやプレッシング)とみなされ即座に注意されます。
× オープンカードを両手や指で持ち上げる
シューから表向きに配られるブラックジャックやバカラでは、カードに指を触れること自体が禁止されています。意思表示は必ず「ハンドシグナル」で行いましょう。
× テーブルの上にスマートフォンや私物を置く
フェルトの上にスマホ、カメラ、財布、バッグなどを置くことは防犯上禁止されています。カジノ内での通話やゲームテーブルの無断撮影も厳禁です。
2. プレイヤー間のエチケット&コミュニケーション編
× ドリンクをテーブルのフェルト上に置く
カジノのフェルトテーブルは特注の高価な布地です。グラスについた水滴や飲みこぼしはゲームを長時間ストップさせ、他のプレイヤーの興を削ぎます。ドリンクは必ずテーブル備え付けの「カップホルダー」に置きましょう。
× 他のプレイヤーのプレイ批判や指示出し
ブラックジャック等で「なぜそこで引いたんだ」「お前のせいでディーラーが勝った」などと他人に文句を言う行為は、カジノで最も嫌われる最低の振る舞いです。お互いの選択を尊重し、紳士的に接するのがマナーです。
× ウェイトレスやディーラーにチップ(Tip)を渡さない
アメリカ(ラスベガス等)ではチップはサービス業の重要な収入源です。無料のカクテルやビールを受け取った際は、最低でも$1〜$2のチップを渡すのが常識です。親切なディーラーにも勝ち越した際に少額のチップを渡すと、テーブル全体の雰囲気が格段に良くなります。
3. 資金管理とメンタルヘルスのNG行動(破滅防止編)

× 負け分を取り返そうとして「ATMに走る」
カジノフロア内に設置されたATMでクレジットカードのキャッシングを繰り返す行為は、破産への一本道です。事前に決めた軍資金(バンクロール)が尽きたら、その日の勝負は潔く終了し、バーやレストランでリフレッシュしましょう。
× 友人にお金を借りてギャンブルする
ギャンブルで作った借金は、人間関係を一瞬で破壊します。自分自身の余剰資金の範囲内でのみプレイするのが鉄則です。
× 「生活費や旅費」を元手に勝負する
カジノは余暇を楽しむためのエンターテインメントです。「帰りの飛行機代」や「家賃」を賭けて勝てるほどカジノは甘くありません。失っても生活に一切支障のない余裕資金で挑みましょう。
まとめ
カジノにおける最も洗練された勝者とは、大勝ちした人ではなく、「紳士的なマナーを保ち、ディーラーや他客と笑顔を交わし、自分の定めたルールでスマートに引き際を決められる人」です。マナーを武器に、本場のカジノを優雅に楽しみましょう。